じみロード

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キャッシュカード再発行の手数料を抑える方法はあるか

ATMカード(キャッシュカード)を紛失または破損した際に、カード再発行の手数料を支払わないでよい方法はないだろうか。このような疑問を持った方々に、私の経験を共有したいと思います。あらかじめ結論を伝えておくと、ATMカードの再発行には、手数料を支払う必要があります。したがって、これは抜け穴のようなうまい話はなく、余計な手数料は支払わないように気をつけようという注意喚起です。

カードの再発行には手数料が必要です

まず、基本的な事実から。ATMカードの再発行には通常、1,500円前後の手数料がかかります。この費用は、現在の低金利環境(普通預金金利がわずか0.002%)では、かなりの負担になり得ます。例えば、1,000万円を預けても、年間の利息はわずか200円(税引き後160円)。つまり、再発行手数料を取り戻すのに10年もかかる計算です!

ここで、私の経験を紹介します。何年も前に開設したゆうちょ銀行の口座があり、残高は約400万円。手元には通帳しかなく、ATMカードはありませんでした。口座の登録印を変更するついでにカードを発行してもらおうと申し出たところ、すでにATMカードを発行していることが判明。どうやら紛失した模様。この時、私はカードの再発行を考えましたが、1,500円の手数料がネックでした。

ATMカード一体型のクレジットカードは使えるのか

ここで一つのアイデアが浮かびました。多くの銀行では、ATMカード以外にもデビットカードやクレジットカードを提供しています。これらのカードは、ATMカードと一体化しているものもあるため、新しいカードを手に入れることができることになります。新たにカードを発行する際には無料で送られてきますから、実質的に無料の再発行ではないでしょうか。

ゆうちょ銀行でもJP Bankカードというものを提供しています。これはATMカード一体型のクレジットカードで、申し込み後約2週間で新しいカードが届きます。年会費は1,375円(税込)ですが、初年度無料、さらに翌年度以降も年1回のショッピング利用で無料になります。実質的には無料で利用することができるのです。

カードの紛失時には届出なくてはならない

しかし、ここで注意が必要です。ゆうちょ銀行の「キャッシュカード規定」では、利用者はカードの紛失時は速やかに銀行に届け出ることになっており、届け出によってカードの利用が停止されます。また、本来の目的とは異なる理由で別の種類のカードを作成することは、規定に違反する可能性もあるため、慎重に行動することが求められます。

カードは安全に保管してください

この体験からの学びはカード保管の重要性です。手数料を節約する創造的な方法を見つけたと思いましたが、銀行の規定に抜け穴はありませんでした。カードを不正利用されないためにも、銀行への届け出は必要でしょう。そもそもの話として、カードを紛失しなければ不要な手数料を支払う必要もありません。ATMカードはしっかりと保管して安全に銀行を利用しましょう!