じみロード

Every little bit helps.

メインバンクプラスのポイントが付与されました

三菱UFJ銀行のスーパー普通預金の優遇サービスとして、取引内容に応じてPontaポイントを付与する「メインバンクプラス ポイントサービス」が2021年6月より始まり、7月下旬にその最初のポイントが付与された。

Pontaポイントの確認方法

過去の投稿のとおり、ポイントを受け取るためにはサービス申込が必要である。銀行のサービス内容の説明によれば、6月中にポイントサービス申込を行い、6月中に条件を満たす取引があれば、7月末頃に初回のPontaポイントを加算することになっていた。

 

jimiroad.hatenablog.jp

 

私の場合は、6月中旬にサービス申込を済ませ、期間中に住宅ローン、口座振替、投信積立、メインバンクログインの取引があり、7月22日に6月分のポイントとして215ポイントが加算されていた。

加算されたポイントは三菱UFJダイレクトから確認できる。ホーム画面右側のサイドバーにあるPontaのアイコンが目印だ。先月分の加算ポイントが表示されている。また、ここをクリックすれば、外部サイトのPontaWebからポイント履歴として明細も確認ができる。

三菱UFJダイレクトホーム画面

Pontaポイント加算

出だしの人気は上々?

サービス開始直後の反応は銀行の予想以上に高かったようである。申込開始直後の6月18日に、早くもポイント付与条件の改定が行われ、投信つみたて・外貨つみたての加算ポイントに300ポイント/月のキャップが設定されることになった。銀行の予想を上回る積立設定があったたことがうかがえる。ただし、この人気が銀行にとってプラスなのかどうか、実態はわからない。値動きが少ないノーロードファンドを大量に購入し、取引条件を満たしたら即座に売却するポイント乞食を集めただけなのかもしれないのだ。

やはり銀行サービスを向上してもらいたい

自分自身が利用しておきながら否定するのも気が引けるのだが、銀行がPontaポイントのような共通ポイントサービスを付与するというのは上策とは思えない。このようなサービスは、銀行サービスとの関連が一切なく、顧客満足度の向上にはつながらないのではないか。支店窓口や手数料無料の範囲を縮小する「サービス改悪」の埋め合わせとして、Pontaポイントを付与します、と言われて納得をしている顧客がどれだけいるのだろうか。また、付与されるのは、持ち運び自由な外部事業者が提供する共通ポイントであり、他の銀行に乗り換える際のスイッチングコストにもならないのだ。資金を投じるならば、銀行の本質的なサービスの維持、向上に使えよ、というのが正直な感想だ。

メインバンク設定時のとおり、取引内容に応じて金利を優遇すればよいと思うのだが、金利で支払うのか、ポイントで支払うのかで、勘定科目以上の大きな違いがあるのだろうか。金利競争とならないように、他行と直接比較ができないポイントを付与しているのだとすれば、顧客目線の欠けるメガバンクの施策として理解はできるが、共感はゼロだ。